尊農攘夷

ネットで色々調べていたらTPPに反対している勢力の事を、幕末の外国の勢力を打ち払おうという「尊攘夷」になぞらえて、「尊攘夷」なんて事が書いてあったんだけど、上手いこと言うなぁ(笑)なんてちょっと思ってしまいました。

TPPについては、私も何度も言うように農業だけの問題では無いと思うのですが、どうも農業の面ばかりが注目されているようで、日本の将来にとって非常に危険な感じがしているのですが、今のままの流れで行くとTPP参加で決まりそうな感じがしますね。

TPPに参加することで、日本が本当に良くなるのであれば参加する方が良いに決まっているんですが、TPP賛成派の人が言っているメリットがイマイチよくわからないのは、私の理解力が不足しているせいなのかなぁ?

世界中に色んな物が溢れている今の世の中で、新たな需要を見出すのは困難だと思うし、仮に新たな需要を見出しても、すぐ他の国に真似されてしまいます。

自動車だって電気自動車になったら、今の日本の電機メーカーのようにトヨタやホンダも生き残るのは大変になるだろうから、物づくりは日本の得意分野では既に無くなっているのに・・・

だから、TPPに参加することのメリットなんてほとんど無いと思うんだけど、物を作っている人達はTPPに参加すれば日本の物づくりは再び元気になるなんていう、いつまでも過去の夢を追いかけて未来を見つめることが出来ないような人達に日本の将来を決めてほしくはないです。

日本の将来のことを考えたら、私は断固TPP反対ですし、そういう意味では私は「尊農攘夷派」になりますね。

かつての日本が尊皇攘夷によって国が真っ二つに割れたように、今まさに尊農攘夷によって国を真っ二つに割る必要があるのかもなぁ。なぁ〜んってね!