五山の送り火

京都では本日、五山の送り火が行われますね。

今年の五山の送り火と言えば、陸前高田の薪を使う使わないでニュースになってしまいましたが、そもそもこのニュースを聞いた時、京都の行事なのに東北の薪を使うなんて変な話だなぁ?なんて思って、8月9日にミクシィのチェックで「今までも陸前高田の薪を使ってたのかな? 」でつぶやいていたんだけど、どうやらこの話は震災が起きてから急に持ち上がった話みたいです。それも京都にも陸前高田にも関係の無い人達の計画によって・・・

http://www14.atwiki.jp/kyoto-henkouhoudou/

大文字の関係者はこの日のために、ずっと前から薪も用意していただろうし、よそ者によって勝手にこんな計画を立てられて、変な騒ぎにもなってしまって、本当に迷惑な話だと思います。

このニュースによって、京都市に苦情を言った人達もたくさんいたみたいだけど、それもどうかと思いました。
京都市長自らも謝罪までするハメになりましたからねぇ・・・
被災地の薪を使って大文字を行わないと、被災者の事を思えないんですか?

京都の人間に限らず、日本中の人々はそんな事は無いはずです!

1週間ほど前から京都で行われていた「京の七夕」にも東北の人々への思いを書いた短冊がたくさん飾られていました。

伝統行事は重い伝統があるのだから、思いつきで計画を変えるようなことがあってはならないと思います。

大文字関係者の人達が当初に決定した、陸前高田の薪は使わずに今まで通りの方法で送り火を行うという判断に、私は当初から間違いでは無いと思っていましたが、ニュースではそれがいかにも心のない決定のように報道されたこと、それに乗っかって苦情を口にする人達が沢山いたことが残念でした。

結局、陸前高田から新たに取り寄せた薪に放射性物質が検出された事によって、通常通りの方法で五山の送り火が行われるようになりましたが、京都だけでなく被災地の人々にも迷惑をかける結果となってしまったことを、反省してもらいたいです。